こだわり
「喧喧諤諤(けんけんがくがく)」なる言葉をよく目にする。
はっきり言って、国語的にはそんな言葉はない。
「侃侃諤々(かんかんがくがく)」と、「喧喧囂囂(けんけんごうごう)」という言葉が、それぞれに似て非なる意味を持って存在する。
ケンケンガクガクなる言葉を使う人は、それが日本語としては間違っていることを自覚して使っておられるのだろうか。
「なし崩し」という言葉の本当の意味を知らない人も多い。
この言葉の本来の意味は、「借金などの負債を少しずつ返していくこと」である。
よく使われているような、「なんとなく無かったことにしてしまうこと」という意味ではない。
別に言葉トリビアをしたいわけじゃなくってさ。
いちいち気になってしまうのだ。
私の母親は、言葉使いに厳格な人だった。
小さい頃から、ちょっとでも間違えると、その場で間違いを指摘されて言いなおしをする、という躾を徹底された。
どうして母親は言葉使いに厳格だったのだろうかと思うが、本人の性格かもしれないし、江戸っ子特有のプライドみたいなものもあったのかもしれない。まぁ、両方だろうな。
けっこう著名な文化人が、平気で間違った日本語を使う。
テレビでも、雑誌や新聞などの活字媒体でも。
なんかいちいち気になってしまうのだ。
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